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2011
08/22

1週間、神戸の実家に帰省していました。その間に、
神戸ファッション美術館で9/27まで開催の
「インディゴ物語 藍が奏でる青い世界」を見てきました。

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長年神戸に住んでいたのに、この美術館に足を運ぶのはこれが初めて。
六甲アイランドって、神戸人にとって「用がなければ行かない場所」なんだもの…
車なら簡単だけど、電車だと六甲ライナーに乗り換えなきゃならないし。
しかし、ブログ&FB友人のみつやんさんが「ぜひぜひ!」と薦めてくださり、
実家の車も借りたので行ってみました。

最初の展示室の、
中国・苗族の衣服コレクション、藍染のれんで作られた空間、デザインジーンズコレクションで
すでにうっとりさせられます。
特に苗族の衣装は、刺繍が丁寧で色も美しく、
「中国奥地に行ってみたい熱」が再燃しそうです。

世界の民族の、藍染め布は目にも涼やかで、真夏の展覧会にはぴったり。
ここはやっぱり17世紀以降のヨーロッパの
「本物のお姫様ドレス」に釘付けでした。
スカートを膨らませるための骨組や、「特盛り!」なヘアスタイルに驚いていました。

民俗学的資料から、ごく最近のデザイナーによるドレスまで、素敵な衣類が満載で
ここと2人で「これがかわいい」「あれが好き」と
大いに盛り上がりました。
(その間夫はというと、熟睡中のあっちゃんを抱っこして、
染料の違いによる色の比較のコーナーを熱心に見ていました。理系だなあ。)

美術館の上階には、ファッションに関する資料を集めたライブラリーがあり、
お盆中だというのに熱心に資料を調べる来館者で賑わっていました。
子連れだとお騒がせしてしまいそうなので、今回はほとんど見られませんでしたが、
必ず再訪したいと思います。

ファッションに興味のある人だけでなく、
歴史好き、手仕事好き、みんぱく好きなら確実に楽しめる美術館だと思います。
ちょっと不便な場所だけど、ぜひ一度行ってみてください。

オムツ換えシート等、赤ちゃん用設備は隣接する商業施設のものが利用できます。

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2011
07/30

東京ミッドタウンの21_21デザインサイトで明日7/31まで開催の
「東北の底力、心と光。 「衣」、三宅一成。」を見てきました。
tohoku.jpg

東北の各地のまつりの白黒映像が流れている空間を抜けると、
まず裂き織りや紙布といった、東北の手仕事を生かした
三宅一成の作品が展示されています。
イッセイミヤケのプリーツ加工の布も、東北の工場で作られているんですね。
また、山形県のニット技術を使った服は、ドレープが美しくて
ぜひ着てみたいと思いました。
山形がニット産業の盛んな地域というのは初めて知りました。

メイン会場には、東北の手仕事で生まれた数々の布と、
それを作るための道具がずらりと並んでいます。
まるで万博公園の民族学博物館にワープしたかのよう。

からむし(苧麻)織やホームスパン中村工房の織物は
雑誌の民芸特集で見かけて以来興味を持っていましたが、実物を目にするのは初めてです。
苧麻の糸って細い!
向こうが完全に透けて見える、なんとも涼し気な衣が展示されていました。

建具やシナベニヤで建築関係者にはおなじみのシナの木、
この木の皮で作られた布もありました。
和紙を使った布(全くもって紙には見えません!)や
ぜんまいのフワフワの毛を使ったぜんまい織りも。
様々な植物を、大変な労力と時間をかけて布として利用したのは、
それだけ木綿が貴重品だったということになるのでしょう。

そんな大切な「布」は、こぎん刺しでさらに丈夫にしたり、
古くなった布は裂き織りにして、もう一度布として再生させたり、
本当に布を大切に、とことん使っていたことがわかります。

今では数百円で服が買えてしまいますが、
それを当たり前と思っていいのだろうか?と考えさせてくれました。
布を裂いて再利用する方法など、私の趣味の手芸にも生かせそうです。

今回の展示は三宅一成と関係の深い「布」が中心でしたが、
東北には籠細工などの手仕事もたくさん残っているはずです。
そういったものも見てみたいと思いました。

この展覧会、会期は短いですが、たくさんの入場者で大変賑わっていました。
会期中毎日、講演会やコンサートといったイベントも行なわれています。
入場は無料です。
明日、ミッドタウン近くに出かけられる方はぜひ覗いてみてほしいです。


<赤ちゃん連れ情報>
21_21内のお手洗いにはおむつ替えシートはありません。
ミッドタウン内の施設を利用することになります。
ミッドタウンの授乳室はブースが1つしかないので土日等は要注意です。

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2011
07/16

国立新美術館で9/5まで開催中の
「ワシントン ナショナル・ギャラリー展」を、あっちゃんを連れて見てきました。

nationalgomote.jpg

この美術館ではコレクションのすべてが、一般市民から国への寄贈によるものだそうです。
その中から、今回は印象派・ポスト印象派の作品83点が日本に来ています。
今さら印象派…という気分もなくはなかったのですが、
見ていて気持ちが明るくなる、ほっとできる作品が多く、
行ってよかった、と心から思える展覧会でした。

アメリカ出身の女性画家メアリー・カサットの作品がいくつも出品されています。
この「浴女」、色使いや構図がすごく浮世絵っぽくて驚きました。
bathing.jpg

カサットの、子供を描いた作品群も素敵でした。
モデルの子供たちの、気取らない「素」の表情が
たとえばこれ、1、2歳くらいの子かな?手足のぷっくりした感じがたまりません。
この絵もちょっと日本画っぽい空気があります。
thebath.jpg

これはカサットの油彩画。
「じっとしてるなんてつまんない!!!」「じゃあさ、寝転がっててもいいから。。」
って会話が聞こえてきそう。
bluechair.jpg


モネの、自分の家族を描いた作品群も、
穏やかで幸せな気持ちにさせてくれました。
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明るい日射し、咲き乱れるひまわりの花、たたずむ家族の平和な日常。
3/11以降、それまでの日常とはどことなく変わってしまった今、
この絵を見ていると「いつもどおり」って素晴らしいことだと感じます。

最後の展示室にたっぷりとスペースを取って並べられた
セザンヌの大作6枚は見ごたえたっぷりですが、
その手前の室にあるゼラニウムを描いた水彩画も見落とせません。
ゼラニウムの葉の、ぶ厚くてつやのある感じと、
鉢植えの置かれた小さなひだまりの空気がよく伝わってきます。
geraniumus.jpg


<赤ちゃん連れ情報>
ベビーカーは1階中央のインフォメーションカウンターで預かってもらえました。
(混雑する展覧会の場合、展示室内では抱っこひもが便利!)
貸し出しベビーカーもあるようです。
授乳室は地下1階にあり、授乳ブースは2室です。
おむつ替えシートは授乳室と多目的トイレにあります。
託児サービスも2011年度は月2回あるそうです。詳しくはこちらを。

…この日あっちゃんには水色の服を着せておいたのに、
話しかけてくれる人全員に「おじょうちゃん」って言われました。
女の子顔なのかな?

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2011
07/10

この1週間は、早めの夏休みということで、
修善寺近くの温泉へ2泊した後、渥美半島にある夫実家へ行ったのですが、
修善寺から渥美への移動の途中、
三島駅から送迎バスで25分の、クレマチスの丘に寄り道しました。
ここは複数の美術館等や庭園、レストランが一度に楽しめる、複合アート施設です。

mishima.jpg
お天気にも恵まれてこのとおりの晴天!
ヴァンジ彫刻庭園美術館では企画展
「東海道新風景ー山口晃と竹崎和征」(崎は本当は難しい方のサキの字)
が開催中でした。係員の方がとても楽しそうに解説してくださるのが印象的でした。
山口さんの三島名所シリーズ、よかったです。

そしてこの彫刻庭園の手入れの行き届きかたには驚きました。
こんなにきれいな芝生は滅多に見られないと思います。
芝生をよく見ると、地植えのシクラメンが華奢な花を咲かせていました。
周囲のバラやクレマチス、ユリも丁寧に剪定されています。
風がさわさわと涼しく、このまま木陰で昼寝したい!と心から思いました。

杉本博司設計(内装・庭)のIZU PHOTO MUSEUMも楽しみにしていた場所です。
エントランスの敷石のわずかな膨らみがいいです。(写真は後ほど載せます)
展示室内の床の、洗い出しの小石が
海辺のさざ波の跡のように不均質になっているのもきれいでした。

kodomomu.jpg
ここ、ビュフェこども美術館で夢中で遊んでます。
平日午前中ということもあり、貸切状態でした。
同い年くらいのこどもがいればもっと楽しかったかも。

お昼ごはんはビュフェ美術館前のカフェレストランGIONOでガレットを食べましたが、
これがまたおいしかったです。
こども用メニューに加えて、離乳食メニューまで用意されていました。
美術館のカフェで離乳食なんて、たぶん初めて見ましたよ!
あっちゃんはまだ離乳食食べさせていないので利用しませんでしたが、
「この美術館は小さいこども連れも歓迎してくれるんだな」と感じられる
うれしいサービスです。(ただし授乳室はないようです)

送迎バスの時間もあり、
三嶋りつ惠さんのガラス作品と幅允孝さんのライブラリーを見られなかったのが心残りです。
子連れ旅は欲張りすぎてはいけないので、「また今度来ます!」ってことにします。

あとでお義父さんに聞いた話ですが、
スルガ銀行の元頭取の方がビュフェ美術館を設立したのが、ここの始まりなのだそうです。
なんだかスルガ銀行ファンになってしまいそうです。

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2011
04/16

東京都現代美術館で5/8まで開催中の
「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway 世界の深さのはかり方」を見てきました。

先日ギャラリーαMで見た椛田ちひろさんの、
油性ボールペン作品が見たくて出かけました。
油性ボールペン、私も好きな筆記用具です。
インクがダマになったり、かすれると細い線が書けたり、
線を重ねると艶が出たりするところが。
しかしここまで深い艶がでるのか!と驚かされました。
インクのにおいも漂ってきそうな濃密さです。
この方の作品、もっと見てみたいです。

この展覧会では椛田さんの他、全部で6人の作家の作品を見ることができます。
6人とも共通して、日常的でシンプルな素材を使って感覚を刺激するという
面白さがありました。

トップバッターの冨井大裕さん。
日用品に手を加えて提示する、という方法は
この前TARO NASUで見た泉孝昭さんに近いですが、
泉さんの作品にはシニカルなユーモアが満ちている一方、
冨井さんのほうは
「好きなものを集めたらなんかおもしろくなっちゃった!」という
こどもの遊びのような、素朴な驚きがあるように思います。
画鋲だけを使った大作は、聖堂に輝くモザイクタイルのようで
見ていてなぜか神聖な気持ちになりました。画鋲なのに!

八木良太さんの、視覚と聴覚両方に働きかける作品もおもしろかったです。
カセットテープのテープ部分でぐるぐる巻にした球、
その中から好きな球を選んで再生機に載せる作品。
おなかの中の音ってこんな感じなんじゃないかと思いました。
(ちなみにあっちゃんはこの部屋の音を聞いて興奮していました)
今回の展示はホワイトキューブの中で聞かせる、というものでしたが、
同じ音をじめっとした真っ暗い空間でも聞いてみたいです。

この日はベビーカーで訪れましたが、
どの係員さんもエレベーターの場所をさっと誘導してくださる等、
大変観やすかったです。ありがとうございました!

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2011
04/02

青山スパイラル1階で明日4/3(日)まで開催のアートフェア、
「行商~ギャラリー・サーカス」を、あっちゃん抱っこで見てきました。
旧知の大阪のギャラリーさんも出展しているので
ひさしぶりにお会いしたい、というのもあり、
前々から楽しみにしていました。
(ちなみに私が各ブースを見る間、あっちゃんはずっとそのギャラリーさんに
抱っこしてもらっていました。ありがとうございました^^)

ブースの間隔が広すぎず狭すぎずで程良く、
アートフェア東京より各ブースをじっくり見られてよかったです。
「表参道」という華やかな場所に出かけられたのも、気分も上がりました。

海外作品メインの展覧会が次々中止となり、
また東京国際フォーラムで開催予定だったアートフェア東京も延期になる中、
このイベントも開催されるのかなあ?と正直心配でした。
無事開催してくださって、ありがとうございます!

以下、自分用メモとして、気になった作家さんを挙げておきます。

高木優子さん(万画廊)
作品は手のひらに乗るほど小さく、その小さい中に凝縮された作家さんの世界を
覗き見るような感覚が楽しかった。

児玉香織さん(レントゲンヴェルゲ)
1mm方眼紙に均一な太さのペンで綿密に描かれた物体は、
実は食べ物の写真を元にしているのだそうです。
色や影を取り払い線だけで表現されたモノは、
元の物体とは切り離された不思議な存在感を放っていました。

斎藤ちさとさん(M7)
澄んだ空気を切り取ったような、気泡越しの風景。一目見て好きになりました。

末むつみさん(ファーブル8710)
ふるえているようにも、滲んだようにも見える線と、色使いが心にひっかかります。

大槻香奈さん(ニュートロン)
見る人それぞれが作品からストーリーを紡ぎだせそうな、
深い世界が表現されているように思いました。

…ピックアップした時は全く意識してなかったけど、
女性の作家さんばっかりですね。。

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2011
03/24

東京国立近代美術館で5/8まで開催中の
「生誕100年 岡本太郎展」に家族4人で行ってきました。
(あっちゃん、人生初美術館!ずっと寝てたけど…)

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「芸術は爆発だ!」のCMは、年齢的に見てたはずなのに、あまり覚えていませんが、
それでも「岡本太郎」は気になる人物です。
関西人にとって、太陽の塔がある万博公園は遠足や展覧会でおなじみの場所だし、
大学生の頃は、校舎の屋上から毎日太陽の塔の背中を見ていました。
NHKドラマ「TAROの塔」も本当におもしろくて、毎回ドキドキしながら見ています。

そんなわけで楽しみにしていた展覧会ですが、本当は先週末に行くつもりだったけど、
近美は3/11の大地震発生後、臨時休館となりました。
私自身、電車が止まるかもしれない状態で子連れで出かける気にはなれず
1週間が過ぎました。

しかし先日の春分の日3連休は近美は開館(常設展はお休み)。計画停電もなし。
あいにくの雨模様ながら、美術館にはたくさんの人が訪れていました。

この展覧会、ここの食いつきのよさがすごかった!
これまで連れて行ったどの美術展より楽しそうに見ていた気がします。
松尾スズキ演じるドラマの「TARO」はちょっと怖いそうですが、
作品は楽しくて仕方ないらしい。

「ノン」
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ここは「ノンちゃん」と呼んでます。かわいい!んだそうです。
たしかにかわいい。カレーパンマンにも似てる。

「森の掟」
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不思議ないきものひとつひとつを自分なりに解釈して
「このピンクの子はひゅぅーって逃げてるんだよ」
「(左下の)頭の赤いのはボルトノドン(@ピタゴラスイッチ)!」
と、絵の前でおしゃべりが止まりませんでした。
こどものおもしろ解釈を聞けるのが、親子鑑賞の醍醐味です。

グッズもとても充実しています。
わが家のTAROガチャガチャの戦利品
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手前の「座ることを拒否する椅子」は、実物が展示室内にあって、座ることができます。

ほかには、太陽の塔の手ぬぐいと「ノン」ちゃんのピンバッジを購入。
Tシャツとビーチボールも欲しかった…

出産後はじめての美術館でしたが、余震などで疲れた心にいい気分転換になりました。
アートを楽しめるゆとりがある、というのは本当に幸せです。
ドラマの放送も再開されますように。

現在、東京国立近代美術館では開館時間等がいつもとは異なっており、
今後も変更があるかもしれません。
お出かけの前に美術館ホームページなどでご確認ください。

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2010
10/24

出光美術館で11/3まで開催中の
「仙ー禅とユーモア」展を家族3人で見てきました。

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ここは前にこのチラシひと目見て、「みたいー!」と言ってました。
そりゃ、子供が見ても大人が見ても「楽しそう!」って思うよなあ、この絵は。
元祖ゆるキャラのオンパレード、というふうにも見えます。
出光美術館の仙コレクションはこれまでも時々目にしてはいましたが、
仙さんだけまとめて見るのは、私は初めてです。

添えられた言葉を読むのも楽しかったです。
「楽しみは 花の下より 鼻の下」
「かぶ菜と坐禅坊主は すわるをよしとする」
他にも、書画をかいてほしいと来る人来る人仙の部屋に紙を置いていくので、
うちはトイレじゃないぞ!とか。。

ユーモラスなものだけでなく、
「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」や、
種をまかねば花は咲かない、花の咲かない里はない、
といった、禅僧らしい、しかし温かみのある言葉もたくさんありました。

出光美術館は、作品中に書き込まれたことばを、
読みやすいよう下に書き出してくれているので本当にありがたいです。

ここが気に入ったのは、にんまり笑ったカエルの絵と、
箱を顔に見立てて、目と口を描き入れた茶碗入れ。
特に茶碗入れは「ママー!!これ見て見て」とえらい喜びようでした。
えらいお坊さんの持ち物なのに、まるでこどものいたずらみたいですもんね。

一通り見終わって、ほっこりした気分になれると同時に
「明日からもがんばろう!」という気力も湧いてくるような展覧会です。おすすめ。

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2010
09/24

千葉市美術館で9/26まで開催中の
「田中一村 新たなる全貌」展を家族で見てきました。

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小学生のころ、母が田中一村の画集を買ってきたので、
私にとって田中一村は「初めて名前を覚えた日本画家」、なのでとても愛着があります。
その後、実際の作品を見る機会にも恵まれて、すっかり大好きになりました。
二十歳をすぎて伊藤若冲にどっぷりはまったのも、
一村の描く濃密で色鮮やかな熱帯の魚に親しみがあったから、という気がします。

そんなわけで奄美時代の作品とは、懐かしい再会!という感じでしたが、
この展覧会では8歳(!しかもこれがまたうまい!)の作品や
東京美術学校(今の東京芸大)を中退後の作品もたくさん見ることができました。
20代の作品はけっこう荒々しくて、
緻密で丁寧な後の絵のイメージとはかなり違うように感じます。

30~50歳まで住んだ千葉での作品群の中では、
千葉寺付近の風景を描いたシリーズが、優しい雰囲気で一番気に入りました。
この時代に制作された天井画に、
様々な植物の葉をほぼ同じ緑色で仕上げた作品がありました。
それに代表されるように、一村の作品で最も印象に残る色は「緑」のように思います。
緑のベタ塗りを上品に仕上げるのは、素人が思うに難易度が相当高い気がするのですが、
一村の緑は、単色でもなぜかとても品がよくて、目に心地良くうつります。

奄美へ渡った後の作品では、
先日のNHK日曜美術館で紹介されていた、奄美で島民のために描いていた遺影や、
鳥や植物のスケッチも見ることができました。
奄美での作品群では、ビロウジュの葉を描いたものが、私は好きです。
直線的な葉で構成された画面がかっこいいなあ…とため息がでます。

一筆箋がとても素敵だったので、ついつい購入。
図録は売り切れていて、後日郵送です。到着がたのしみです。

こどものためのワークシートも用意されていました。
kodomoisson.jpg
こういうのがあると本当にありがたいんですよねー!
子供が飽きない、というだけでなく、
「この展覧会、子連れウェルカムなんだ!ありがとう」って思います。
ただ、作品点数が多かったので、ここはちょっと飽きてしまったようです。

千葉での会期はあと2日。その後は鹿児島市と奄美へ巡回するそうです。

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2010
08/22

出光美術館で9/12まで開催中の
「日本美術のヴィーナス」展を、ここと2人で見てきました。
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…「女性」をテーマにした展覧会には、娘を連れていきやすいです。
「かわいいおんなのこの絵がいっぱいあるよー」「ここも見たいー!」となるので^^

最初の展示室には胸をはだけてうちわを手にした夏の女性がいっぱい。
江戸時代の日本の夏も、やっぱり暑かったらしい。
あつーいオフィス街から美術館に入って、最初に目にする女性たちが
こんな風なので、なんだか親近感が湧きます。
だけど胸は見せても脚は見せないところが今とは違うなあと。
確かにノーブラだと相当涼しさアップしますよねえ。

そんな中、葛飾北斎の「月下歩行美人図」というのが異色で目を惹きました。
(画像はこちらの右側。)
華やいだ雰囲気の絵が多い中、妙に静かなこの1枚。
色もごくごく控えめ、体の大きさに比べて不自然なくらいの頭の小ささが
不思議でおもしろかったです。

3つ目の展示室は明治以降の美人画。菊池契月の3作品が気になりました。
絵はがきがなかったので作品画像はこちらをどうぞ。
モデルと画家との間の緊張した空気が感じられてドキドキしました。
この画家のことはこれまで知らなかったけど、もっとたくさん見てみたいです。
今年の一月に京都の伊勢丹で展覧会があったようです。
(契月の作品は8/22までの展示になります。)

ここは上村松園がいい!らしいです。
近美の上村松園展行かなくちゃ。

出光美術館は
・展示品の高さが見やすい
・床がカーペットで足音が気にならない
・広すぎない=こどもが飽きない
・皇居を望む開放的な休憩室(お茶サービスあり)
・スタッフのみなさんが親切
ということで、こどもを連れていきやすいので好きです。
次の仙(ガイって字、機種依存文字だ…)展のポスター見て「へんな絵ー!」と笑ってたので、
また一緒に行こうと思います。

さらにその後には油滴天目が来るんですって!
臨月近くなるけど見てみたいなあ。

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プロフィール

yomecoco

Author:yomecoco
江戸川区南葛西で建築設計のお仕事をしている関西人。
6歳の娘(ここ)、1歳の息子(あっちゃん)、主人との4人暮らし。
10年以上のMacユーザー、読書好き、アート好きの
基本インドア人間です。が、
2011年5月から、産後太り防止のためにジョギングを始めました。
また、妊娠中に再開した編みもののすっかりはまって、毎日少しずつ編み編みしています。

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