--
--/--

スポンサーサイト

スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010
01/29

利休にたずねよ

読書<歴史もの>

41gcktfzcl_sl500_aa240_

利休にたずねよ(山本兼一)

面白い :☆☆☆☆
感動した:☆☆
役に立つ:☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆

物語は利休切腹のその日から、
利休と、彼が大切に隠し持っているちいさな緑釉の小壺をめぐって遡っていきます。
各章ごとに、話者が変わります。利休本人だったり、秀吉だったり、利休の妻たちだったり。
章が進むにつれ、緑釉の壺の秘密が少しずつ明らかになっていきます。

当然のことながら、著名な戦国武将が幾人も出てきます。
それぞれの、茶への向き合いかたが面白いです。
名物道具が、なぜ名物なのかわからないと正直に口に出す上杉景勝。
師の利休の茶を模倣することで真髄をとらえようとする細川忠興と、
逆に自分ならではの創意工夫によって茶の道を見出そうとする古田織部。
茶室はあかるく心地よいのがいい。暗くて狭い茶室をつくる利休はわからない、という石田三成。
茶席での利休の臨機応変の対応に、軍略に通じるものを見た黒田官兵衛。
それぞれの性格、生き方を「茶」というファクターを通すことで
わかりやすく提示することに成功していると思います。

利休と高麗の女性とが、
白居易の詩で思いを通わせるシーンにはうっとりしました。
漢詩の教養は東アジアの共通語なんですね。今では失われかけてるけど、
もったいない気がします。

ただ、最後の、利休の妻宗恩の行動には違和感をおぼえました。
(ここは、詳しく書くのはやめておきます。読んでからのお楽しみ!)

第140回直木賞受賞作です。

にほんブログ村 本ブログへ

スポンサーサイト

テーマ:ブックレビュー

ジャンル:本・雑誌

01/29 10:54:15

CM

NAME
TITLE
MAIL
URL
PASS (削除時に必要)
SECRET 管理者にだけ表示を許可する
COMMENT&
DECORATION

TB

トラックバック

http://yomecoco.blog28.fc2.com/tb.php/586-8cda7b6f

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

yomecoco

Author:yomecoco
江戸川区南葛西で建築設計のお仕事をしている関西人。
6歳の娘(ここ)、1歳の息子(あっちゃん)、主人との4人暮らし。
10年以上のMacユーザー、読書好き、アート好きの
基本インドア人間です。が、
2011年5月から、産後太り防止のためにジョギングを始めました。
また、妊娠中に再開した編みもののすっかりはまって、毎日少しずつ編み編みしています。

RavelryのProjectページはこちら。

いくつになった?

Favorite

最近読んだ本

検索フォーム

QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。