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2010
04/14

天空の舟―小説・伊尹伝

読書<歴史もの>

tenku

天空の舟―小説・伊尹伝(宮城谷昌光)

面白い :☆☆☆☆
感動した:☆☆☆☆
役に立つ:☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆


夏王朝末期の時代(紀元前1600年頃)
生まれて間もなく大洪水に襲われ、桑の木の中に隠されて難を逃れた子・伊尹は、
宮廷の料理人として才能を発揮し、夏に仕えます。
しかし夏王の後継ぎ、桀に疎まれて、どの勢力とも距離をおくようになりますが、
やがての湯王に見出され、夏と商が共存する道を探ります。


まだ文字のない、ほとんど伝説か神話といっていい時代です。
政治も戦争も、呪いや占いと密接に結びついている、というより分かつことはできません。
そんな中、
「天から聞こえてくる声は、じつは地にいる民の声がこだましたもの」
という伊尹の考え方は、現代にも共通する感覚のように思います。


伊尹自身は「こだわり」のない、固執するものがない
したがって失うことへの怖れがない人というように書かれています。
(桀の正妃になった嬉に対しては、何らかの感情を持ち続けていますが…)
そういう人物だからこそ、
「天の声」を聞くことができるのでしょう。


伊尹とは対照的に、自分の「こうしたい」という思いを貫き続けた人して、
愕という人物が登場します。
彼は商の湯王に自国を滅ぼされ、復讐と自国の再興の機会を狙い続けます。
後世の記録にそれらしい人物がいるのか、作家の完全な創作なのかわかりませんが、
彼の存在がこの物語を盛り上げるのに、相当大きな役割を担っています。


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テーマ:ブックレビュー

ジャンル:本・雑誌

04/14 14:38:49

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Author:yomecoco
江戸川区南葛西で建築設計のお仕事をしている関西人。
6歳の娘(ここ)、1歳の息子(あっちゃん)、主人との4人暮らし。
10年以上のMacユーザー、読書好き、アート好きの
基本インドア人間です。が、
2011年5月から、産後太り防止のためにジョギングを始めました。
また、妊娠中に再開した編みもののすっかりはまって、毎日少しずつ編み編みしています。

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